先週の夏季激励会は大成功に終わりました。

教師として、様々なことを語り、生徒たちに価値づけをしてきました。
価値づけ。
教師として、生徒を導く上ですごく大切なキーワードですね。

大嶋啓介さんの「スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼」という本と私の好きなMr.Childrenの歌「彩り」の歌詞を引用し、以下のような学級通信を書きました。

 

経営の神様と言われた松下幸之助さん。「何のために」を伝える天才だったと聞きます。

 ある日、しらけたような顔で電球をみがいている社員さん一人ひとりに対して、松下さんが言います。

「この電球はどこで光っているか知っているか?」

「子供たちが絵本を読んでいる。すると、外が暗くなる。家の中はもっと暗くなる。そうなれば、どんな物語も途中で閉じなあかん。でもな、あんたが磨いてい電球1個あるだけで、子供たちのドラマは続行や。あんたは電球をみがいているんやないで。子供たちの夢をみがいているんや。子供たちの笑い声が聞こえてこんか?物作りはな、物を作ってはあかん。物の先にある笑顔を想像できんかったら、物を作ったらあかんのやで。子供たちの夢のために、日本中、世界中にこの電球を灯そうや」

 

 

リーダーが声をかけると、さっと夏季激励会の応援練習が始まりました。
周りの仲間の表情や行動もすごくよかったですね。
でもどうして応援練習をしているのだろう?
そんなことを聞くと、たぶんあなたたちは「3年生のためです」と即答するだろうね。
でも、あなたたちが頑張っていることって、3年生だけのためではないような気がします。

あなたたちが練習をすると、周りのクラスも練習します。
つまり、周りの仲間をやる気にさせるってことです。
あなたたちが練習をすると、2年生に声が届きます。
つまり、3年生のために頑張ろうとしている2年生をうれしい気持ちにさせられるってことです。

さらに、やる気になった、うれしい気持ちになった人たちが、さらに多くの人を幸せにしてくれるのかもしれません。


つまりあなたたちが頑張ると

多くの人を幸せにする

ことができるんです。

もちろん応援練習だけではありません。
そうじや給食の準備、空き教室、忘れ物0など、あなたたちが頑張っていることすべてが、周りの人を幸せにする行動なんです。

あなたたちが頑張ると世界が幸せになります。
大げさかもしれませんが、あなたたちが行っているすべてが世界の笑顔をつくっているのかもしれませんね。

 

ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく

コーヒーを相棒にして

いいさ 誰が褒めるでもないけど

小さなプライドをこの胸に勲章みたいに付けて

僕のした単純作業が この世界を回り回って

まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく

そんな些細な生き甲斐が日常に彩りを加える

モノクロの僕の毎日に少ないけど赤 黄色 緑

Mr.Children 彩り

 

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