強くなりたい。
強くしたい。
部活で人として成長させたい。
そんなことを考えながら部活の指導にあたっています。
毎日の練習では、体力づくりのためや自分の弱さに負けない心を育てるために持久走を行っています。
しかし、途中で心がおれてしまう生徒が何人もいます。
それを当たり前にしたくありません。
心が強くなるどころか、逃げぐせがついてしまいます。
だから、今日以下のことを生徒たちに伝えました。
あなたたちは県で一位になるという目標を立てました。
このチームで一番速いのはA子だ。
でも、A子が県で一番速いというわけではない。
では、なぜ、県大会優勝という目標を立てたあなたたちは、A子に勝とうとしないのだ。
もう一度言う。
A子は県でソフトボールが一番うまいのか?
A子は県で一番足が速いのか?
A子は県で一番体力があるのか?
どうしてA子に勝とうとしないんだ。
どうしてA子に負けて悔しい思いをもたないんだ?
少なくともA子に勝てないようでは県大会優勝は夢のまた夢でしかない。
少なくともA子に勝とうという気持ちがない限り県大会優勝は無理だ。
あなたが、県で一番のピッチャーにならないといけない。
あなたが、県で一番のキャッチャーにならないといけない。
他の人も同じである。
県で一番うまい人たちが集まったチームが勝つのだ。
県で一番人間として強い人たちが集まったチームが勝つのだ。
個の成長がチームの成長へとつながる。
みんなで県大会優勝できるチームをつくろう。
そして、これは人生と同じである。
あなたたちには夢がある。
夢を叶えるためには人一倍努力するしかない。
人より努力しない人間に夢を叶えられるはずはない。
部活は人生なのだ。