夏休みがもうすぐ終わります。
夏休み前と比べると、格段に上達しています。あなたたちも感じているはずです。
練習をやればやるだけうまくなっていきます。
それを、感じたはずです。
さらに正確に言えば、練習をしただけでは、うまくなるものではなく、あなたたちにうまくなりたいと言う気持ちが前提にあり、思いを努力という形に変えてきたからこそ、今のあなたたちがあるのです。

夏休みの始め、新チームがスタートしたときに、県1位という目標を立てました。
はっきり言って、大半の目標は叶います。
目標に向かって、がむしゃらに頑張れば、ほとんどの目標は叶うのです。
叶わないのは、気持ちが中途半端なだけです。あなたたちの中に、県大会優勝という目標が達成できると確信している人は、何人いるでしょうか。
叶ったらよいなという願望なのではなく、必ず叶うという確信です。
確信があれば、叶います。

あなたたちは、地区大会優勝は、それなりに確信をもっているのではないでしょうか。
私も、地区大会優勝はできるという確信があります。
そして、県大会優勝も今のままでいけば、できるという確信があります。夏休みの練習をみていれば、予定通りに進んでいます。

あなたたちも、毎日、日記を書いています。
毎日次の日の予定を立て、実行に移しています。
予定=計画とは、目標を叶えるための計画です。
目標は、逆算して考えていけば、何度も言いますが、必ず叶います。県大会優勝という目標を達成させるためには、〇月までには、〇〇をできるようにしておく。
〇月までに、〇〇をできるようにしておくためには、〇〇をやっておく必要がある。
だから、明日は、〇〇を〇時間やろう。
というように、目標を逆算して計画を立てれば、目標は必ず叶います。

しかし、目標は逆算して計画を立てれば、必ず叶うものですが、どうして叶えられない人がいるのでしょう。
それは、心が弱いからです。
「今日は、遊びたいから〇〇をすればいいか」「今日は体調が悪いから〇〇をすればよいか」といった具合に、目標を達成することから逃げるからです。

全国大会優勝を果たした人にこんな人がいました。
全国大会を優勝したとき、インタビューで「毎日皿洗いをしたから優勝できました」って言った人です。
それを聞いた周りの人は、皿洗いなんかで優勝できるの?って驚いたそうです。
しかし、皿洗いなんかで全国1位がとれるわけがありません。
何が大切かっていったら、自分で決めたことを毎日続けることができたからです。
自分との約束を一日も破らずに実行できたからです。
その人は、熱があろうが、塾があろうが、皿洗いだけは、毎日続けたそうです。
その自分との約束を守るということで、本当の自信をつけ、心を強くしていったそうです。

どんな競技であれ、全国大会優勝を果たした監督は、「中学生は心が強い人が勝ちます」と言います。
自分で決めたことを一日も欠かさず実行できる人が、勝利をつかむことができるのです。

人間は21日続けることで、習慣をつくることができます。夏休みで、一つでも、よい習慣をつくることができれば、県大会優勝という目標に一歩近づくことができれるでしょう。

さらに、よい習慣ができれば、社会に出てからも、幸せをつかむことができるでしょう。
何度も言いますが、部活=人生です。

心が強い人が、幸せをつかむことができるのです。

そして、心を強くする上で、欠かせないのが仲間や家族などの周りの人です。

甲子園で、履正社高校が優勝しました。
ある人が、「どうして履正社が優勝できたか」記事を書いていました。
なんて書いてあったか。
履正社は、「どうして優勝したいか」をとことん考えたそうです。
そして、優勝の先にある「周りの人の恩返し」という目的に気づいたそうです。
優勝できれば、今まで支えてくれた人の笑顔を生み出すことができるということに気づいたそうです。

人間は、自分の幸せのためにだけに努力ができるわけではありません。
自分だけのために頑張っている人は、必ず壁があると、諦めたり逃げたりします。
しかし、周りの人のために、頑張っている人は、壁を乗り越えられます。
24時間テレビの絆のペダルでもあったように、誰かのために頑張ろうとすると、力が出るものです。
誰かのために頑張ろうとすることができる、きれいな心をもっている人が、最終的には、自分の幸せに返ってくるということですね。

夏休みが終わります。
ソフトボール部として、ソフトボールだけでなく、日常でも仲間や周りの人のために汗を流せる人であってください。

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