昼放課に激励会の練習をしています。

いつも給食の「ごちそうさま」の前にある生徒が「激励会の練習を昼放課行うため、集まってください」と声をかけてくれています。
あらかじめ次の行動の指示を出しておく。
全体の動かし方のこつがわかっている生徒がいます。
そんな生徒がいて、幸せに思います。

昼放課の練習のときには、4人が前に出て練習をしました。
1年生には、2人が教えに行きました。
だんだんとよい応援が出来上がりつつありますね。
すべては3年生のためです。

激励会は、3年生のためにあります。
しかし、行事は、生徒一人ひとりの成長がともなってこそ価値があります。

激励会に価値をつけるために、以下のような語りをしました。

 

行事は、あなたたちを成長させるためにあります。

例えば、私の大好きな合唱コンクール。
合唱コンクールはどうしてあるのか。
それはもちろん、あなたたちを成長させるためです。
あなたたちの成長がなければ、合唱コンクールに価値はありません。
例え、優勝したとしてもです。
優勝に何の価値があるのでしょうか。
負けた学級に自慢したいため?
自分たちは優れていると思わせたいため?
いずれも違います。
何度も言いますが、合唱コンクールはあなたたちを成長させるためにあるのです。
自分を表現することや仲間と本心を認め合うことのよさを感じるために合唱コンクールの価値はあるのです。

では、激励会でのあなたたちの成長とは?
「仲間を信じろ」という級訓を立てました。
そして、この級訓のキーワードは『団結』

そもそも信じるとはいったいどういう意味なのだろう。
私が思うに、

信じるとは願い

です。そして、

信じるとは覚悟

です。

あなたたちの理想に近づくために覚悟をもつこと

が信じるということです。
信じるという行為は、あなた自身にしかできません。
相手に裏切られるかもしれない。
仲間がついてきてくれないのかもしれない。
そんな弱い心を乗り越え、覚悟を決めなければ、信じることなんてできません。

さらに、団結とは、級訓決めのときに出された、一人ひとりの努力の上に成り立つものです。
誰かの指示に従って、その通りに動くだけでは、けっして団結なんてできません。
指示待ち人間ほどかっこ悪いものはありません。
誰かに甘えるのはやめよう!
自分の足で立たないと!!
一人ひとりが自立していない集団に団結なんてありえません。
理想に近づくために、一人ひとりが最善の策を考え、努力する過程において、結果として団結していくものです。

以上のことから、2つの目標を立てます。

3年生に「激励会で感動した」と生活の記録に書かせること

一人ひとりが自立するために目標を決め、それを達成できること

この2つが達成できてこそ、激励会に価値が生まれます。
激励会を価値ある行事にしてください。
あなたたちの成長を心から願います。

 

行事のたびに、目的を確認する。
そして、目標を立てる。

そうすれば、生徒たちの成長は間違いなくあります。

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