仲間を信じる。
あなたは、何人の仲間を信じられているでしょうか。
例えば金曜日に、CDを配布しました。
「CDを聴いてきてね」と仲間に言われて、あなたは何人の人がCDを聴いてきたと思いますか。
そして、何人の人の顔が思い浮かびますか。
また、月曜日の1時間目に合唱コンクールについての話し合いをしました。
話し合いの中で、「いつも朝の練習に遅れてくる人や練習開始時間に登校する人がいます」という意見がありました。
あなたは、その意見を聞いて、遅れてくる人の中で何人の人が変わると思いますか。
さらに、「次からは集合時間を速くしたり、大きな声で歌ったりします」と、あなたが話したとして、何人の人があなたの言葉を信じてくれるでしょうか。
それが信頼関係です。

あなたは、仲間に言いづらいことを言うことができますか。
きっと相手の顔色をうかがい、できない人が多いのではないのでしょうか。
その半信半疑な関係を打ち崩すのが行事です。
仲間に嫌われないかとびくびくするような薄っぺらい人間関係をより強固なものにするのが行事です。

合唱コンクールを終えてより深い絆がうまれるとよいですね。

月曜日はうれしい出来事がたくさんありました。
その中の2つを紹介します。

月曜日は帰りにビデオの撮影がありました。
帰りの短活をつかって撮影する予定でした。
しかし、月曜日は放送機器の不具合により、3年生の実力テストが5分延長しました。
そのため、6時間目終了時に木工室への移動ができなくなりました。
実行委員は朝と給食の時間に、学級の仲間が困らないために「6時間目が終わったら木工室へ荷物をもって移動してください」と事前に伝えていました。
そういう状況での突然のハプニングがあったわけです。
突然のハプニングであったため、私は、6時間目が終わるとクラスに急ぎました。
きっと木工室へ移動するだろうなという信用があったからです。
そしたら、クラスの前で実行委員が立っていました。
そして、「先生。3年生が実力テストをやっているので木工室への移動は控えた方がよいですよね」と私に言ってきました。
その心配りは私の想像を超える優しさでした。

さらに、私の想像以上の心配りを感じた話です。
ビデオ撮影の途中に、ある先生から「明日が台風のため教室に台風対策をしておいてください」と放送がありました。
順調にビデオの撮影を終え、部活に向かおうとすると、女子二人が私のところに来て、「明日台風が来るので、雑巾をつめた方がよいですよね。部活が終わったらやります」と言って、二人は部活の方へ向かっていきました。
私も部活があったため、教室での働きを見届けることはできませんでしたが、下校時刻過ぎに教室の様子をみてみると、完璧に台風対策がしてありました。
二人の一言にすごく頼もしさを感じました。

これから社会に出ても十分大人としてやっていくことができる行動が増えてきましたね。

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