学級で問題が発生したときは、級訓に戻ればいいです。
級訓が学級の方向性だからです。
問題が起こった場合は、級訓に近づいているか、生徒たちに問います。
そして、
自分たちで決めたことくらい守れよ
と私は言います。
そのために、級訓とはなんぞや
ということを生徒たちに示す必要があると思います。
私は、以下のような話をします。
赤の他人同士が、手と手をつなぎあっていくためにはどうしたらよいのだろうか。
答えは1つ。
それは、同じ方向に向かっていくことである。
一人ひとりが違う方向を向いていたら学級が1つにならないのは容易に想像がつくであろう。
級訓とは、学級の方向性を示す道しるべである。
そこに例外はありえない。
そして、例外を許してはいけない。
一人でも、自分勝手な行動をとるのであれば、それは、学級として団結しているとは言えない。
学級ではなく、一部で団結をしているだけだ。
つまり妥協だ。
妥協から自信がうまれることはありえない。
自信とは、字のごとく、自分を信じるということである。
では、何を信じるのか。
それは、自分で決心をした目標が達成できることを信じるのである。
「自分ならできる」それが自信である。
そして、自信とは、自分との約束を守っていくことでついていく。
「今日は、本を1冊読もう」「今日は、漢字1ページ、勉強しよう」と、自分との約束を守っていく過程で自信はついていく。
むしろ、そういった積み重ねをしなければ、自信はつかない。
人からつけられた自信は、簡単に吹き飛ぶものだ。
以上のことから、級訓とは、「私たちならできる」と学級に自信を与えてくれるものなのだ。
高い壁が立ちはだかろうとも2年5組ならできると、背中を押してくれるものなのである。
だから、妥協することなく級訓達成を目指して、突き進んでいってほしい。
今の行動は級訓に近づいているか常に自分に問いかけてほしい。
赤の他人同士が1つにまとまっていくのだから。
赤の他人を1つにまとめるもの。
それが級訓です。
級訓なくして学級が1つにまとまることはありえません。
級訓については以下のサイトへ詳しく掲載してあります
級訓決めの目的!大切なものはたった一つでよい!