昨日は卒業式でした。
3年生は、卒業式の最中から泣いていました。
きっと3年間の思い出を振り返っていたからでしょう。
それだけ、密度の濃い3年間だったのだと思います。
さらにすばらしかったのが、最後は笑っていたことです。
きっと、新しいすばらしい道を歩んでいってくれることでしょう。

卒業式が終わり、1、2年生の登校となりました。
残り1ヵ月で1年生も先輩となります。
私の学校では、4月に部活動激励会が行なわれます。
もちろん来年度の3年生のために行う行事ですが、先輩として新1年生を育てる行事でもあります。

そこで、応援団を募集するというような内容で、来年度行う激励会について話をしました。

簡単に説明すると、
熱意がある人たちだけが挑戦するのではなく、熱意をもとうと考えている人は挑戦しよう
という内容でした。

 

 

応援団に挑戦することは、たくさんのメッリトがあります。
さらにいうと、私は、挑戦することにはメッリトしかないと思っています。
例え失敗しても、学びあるからです。
経験を得られるからです。
そして、その学びや経験が、将来の自分を幸せにしてくれるます。
だから、挑戦には、失敗(デメリット)ってことがまったくないんです。

 

最近、AI(人工知能)が発達しています。
どうして、AIが発達しているのでしょう。
答えは簡単です。
たくさんの失敗を繰り返しているからです。
AIには恥もなく、プライドもありません。
何百回と失敗を繰り返しています。
その結果として、人間の何百倍以上にAIは成長していけるんです。

 

まず、挑戦してみることが大切です。
ほとんどの人が勘違いをしています。
わかった後に挑戦すると考えている人が大勢います。
応援団に挑戦する価値は、行動する前からわかるものなのでしょうか。
きっと、応援団に参加する価値を、○○くんから聞いた、○○先生が言っていた、っていう人もいるでしょう。
だけど、同じ応援団員として感じていることは一人ひとり違います。
先輩とあなたは全く違う人間です。
今の私の話ですら、同じ場所で同じ話を聞いたにもかかわらず、一人ひとり違った思いをもったはずです。
周りから話を聞くことは参考になるのかもしれませんが、自分の財産としては、ほとんど残りません。
知識として残りますが、心の財産としては残らないのです。
心の財産とは、実際に経験したからこそわかるものです。
だから、挑戦してからわかるっていう人の方が成長できるんです。
そして、あなたたちにはたくさんの挑戦を経験してもらいたいんです。

 

来年度の激励会は間違いなく成功するでしょう。
あなたたちなら、必ず成功させることでしょう。
私からすると、失敗しているあなたたちの姿はまったく思い浮かびません。
それだけ、あなたたちは心ある人たちだと私は確信しているからです。
そんなあなたたちだからこそできる話があります。
あなたたちは、すばらしい合唱をつくりました。
あなたたちは、すばらしいクラスをつくりました。
あなたたちは、すばらしい学年をつくりました。
でもそこに、あなたは自信をもって「私がいたから」って言うことができるでしょうか。
もしかしたら、できる人もいるのかもしれませんが、ほとんどの人はできないはずです。
来年の激励会は必ず成功するでしょう。
だからこそ私が幹部だって胸をはって言ってもらいたいと願っています。
激励会が成功したって自信をもって言えるように一歩踏み出してください。
応援団という集団に価値をつくるだけでなく、自分の価値を高めていってください。
自分の価値が高まれば、どんな集団にいっても必要とされる人になれます。

 

そして最後に、3年生の思いを受けとってください。
受けとるという意味は、悩んだときや選択が迫られたときに尊敬する先輩がどんなことをアドバイスしてくれるだろうと考えてみるということです。
尊敬する先輩はどんな言葉をかけてくれるだろうか。
もしくは、どんな言葉をかけてあなたたちの背中を押してくれるだろうか。
そのようなことを考えて、行動に移していく。
それが、思いを受けとるっていうことです。

 

 

何事にも自らの意思で挑戦していかなければ、その挑戦の実りは少ないです。

だけど、挑戦することのよさを伝えてあげれるのは教師が一番です。

挑戦することで人は成長できるところがあります。

生徒たちの背中を一歩でも押すことができるように、語りをきたえていきたいですね。

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