「日記に、教科や学習内容、持ち物を書きなさい」と指導しています。
それはなぜか?
メモをとる習慣をつけることが、あなたたちの将来をつくっていくことにつながっていくからです。
そして、メモをとることは、級友を大切に行為だからです。
ムーギー・キム著「最強の働き方」を参考に私の意図を説明していきます。
若手時代から仕事のできる人は、とにかくにもメモをとるスピードが速い。メモを完璧にとることは、仕事の安心感と信頼性を高めるうえで絶大な効果を発揮する。仕事ができて信頼される人というのは、「この人に任せておけば、言ったことは正確に理解され、漏れなく実行してもらえる」という安心感を与えるものだ。伝説の経営者、ジャック・ウェルチが語る経営の基本は、情報の徹底した共有と、やると言ったことを実行することだが、議論が共有され、実行されるという安心感の基本にあるのが、「この人は聞き逃さず、きちんとメモをとっている」と思わせるメモとり力である。
メモをとるということは、
〇あなたの信頼を高める行為
〇仲間の頑張りを認める行為
です。
日記に次の日の予定を書くということは、忘れ物防止につながります。
教科担当の先生からの信頼を得ます。
仲間から、この人は約束を守ってくれるという信頼を得ます。
また、学級係は、自分の時間を割いて、教科担当の先生に予定を聞きに行き、背面黒板に見やすい字で書いてくれています。
あなたが、日記に予定を書くことは、学習係の頑張りをすべて受け止めるという行為なのです。
逆に、メモをとらないとどうなるのか?
メモをとらない部下ほど憎たらしい行き物は世の中に存在しない。メモをとらない、または穴だらけの適当なメモを書いていると、仕事への真摯な姿勢が疑われかねない。メモとりを舐めてはいけない。メモをとる力というのはほぼすべての業種、職種で求められる力なので、この基本をしっかり守るだけでかなり食べていける。メモを完璧にとり、チームと共有するといった単純な作業を完璧にこなすだけで、たいていの会社はソコソコやっていけるものだ。メモひとつにも仕事への姿勢全般、とくに「漏れのない、鉄壁の注意力」があらわれることを肝に銘じよう。
メモをとらない人は、周りからの信頼を失います。
つまり、メモをとる習慣をつけておかないと、将来苦労するということです。
メモを全員が完璧にとることができるようになったらどうなるのでしょう。
メモを完璧にとり、級友と共有するといった単純な作業を完璧にこなすだけで、たいていの学級はソコソコやっていけるものです。
メモをとり、次の日の準備を確実にする習慣を全員がつければ、学級は安定していくのです。
「最強の働き方」は、他にも資料の作り方や話し方など、参考になるところがたくさんありました。
勉強になりました。