本田直之さんの「レバレッジ・シンキング」という本を読みました。
生き方や考え方の勉強になりました。
こういう考え方ができると、幸せになることができるんだなと感じました。

生徒の幸せを願いたいと思い、以下のような学級通信を書きました。

 

大きな習慣をつくるには小さな習慣から

いきなり大きな習慣を身につけようと思わず、小さなことからやり始める、あるいは意識することです。
たとえば、「明日から午前三時に起き、英語学習を三時間やってから出社することを習慣にするぞ」と思ったとしましょう。
その心がけは素晴らしいのですが、大きすぎる目標は、かえってストレスになります。

そこで、小さな習慣を変えることから始めます。
小さな良い習慣を身につけていくと、良い流れが生まれます。
「良くしていこう」という意識がベースに生まれると、やがて大きな習慣もできるようになります。

たとえば、帰宅したときに室内が散らかっていると気分が悪いでしょう。
だからといって、「毎日掃除をする」という習慣を身につけるのはなかなか難しいでしょう。
そういうときは、「帰宅したら靴を揃える」という小さな習慣から始めます。
これまで洋服を脱ぎっぱなしにしていたなら、「きちんとハンガーに掛けて、クローゼットにしまう」という小さな習慣から始めます。

簡単なことでよいので始めてみると、心地よさを実感できます。
一つ習慣になれば、「これができたから他のこともやってみよう」と思うようになるでしょう。
どんな小さなことでも成功体験を得ることで、次の目標も達成できるのではないか、という思いを連れてきてくれます。
達成できる予感があれば、行動も起こしやすくなります。

たとえば、毎日掃除ができるようになります。
良いスパイラルができ、仕事上の新しい習慣もつくれるようになるでしょう。
小さな良い習慣を実行し、良い流れをつくりながら、大きな習慣をつくっていきます。

 

あなたたちは、授業前のあいさつを大事にしています。
それが何につながるのか?
それは、激励会しかり、合唱コンクールしかり。
定期テストにもつながります。
他にも数え切れないほどあげられます。
たかがあいさつ。
されどあいさつです。
小さな習慣ができていないのに、目標に向かって頑張れるわけがありません。
あいさつすらできない人が、重要な場面で頑張り抜くことなんてできません。
声を出すという行為すら真剣にできないようでは、大きな目標に向かって努力できるわけがないのです。

きっと、初めのうちは、目標に向かって誰しもが努力をするでしょう。
しかし、小さな習慣をおろそかにしている人は、努力を継続することができないのです。
小さな習慣をつくっていくということは、

夢を叶える努力をする

ことと、同じだと私は考えています。

小さな習慣をつくっていくことで、いくつかメリットがあります。
その一つに自信がつくというメリットがあります。
自信のつけ方をあなたは知っていますか。
自信は、

自分との約束を守る

ことでついていきます。
小さな習慣をつけるために努力する。
そして、自信がつく。
つまり、小さな習慣をつくる努力をするということは、幸せな人生をつくっていくことと同じなのです。

 

小さな雑用を毎日積極的に片付けていると、その程度のことならめんどくさいとは感じなくなってきます。
同時に、イライラも抑えやすくなる。
これは脳の中で、感情系に対して思考系の支配力が強くなったことを意味しています。
そうしたら、もう少し困難な問題に取り組んでいけばいいわけです。
そうやって脳の体力を高めることから始めていくと、無理なく、問題解決能力の高い人になっていくことができます。

 

さらに、本田さんは上記のことも述べています。
つまり、心が強くなるということです。
部活でよく言っていることですが、「掃除やあいさつなどができていない選手が、つらい練習に耐えられるわけがない。つまり、掃除やあいさつができていない人に、優勝なんて無理だ。日常を大切にしなさい」と。
小さなことを大事にできる人は心が強くなっていくということです。

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