ついにこの日がやってきました。
クラスが解散する日。
水曜日に手紙をもらい、このクラスの解散を実感しました。
不安の表情だった4月と違い、笑いの絶えないクラスになりました。
そして、あなたたちと過ごす日常が、私にとって当たり前になっていました。
毎日、幸せな時間でした。
この幸せな時間が明日から来ないのかと思うと、なんだか寂しい気持ちになります。
それだけ思い出のつまった一年間でした。
『目標を達成する』ことを第一に考えてスタートしました。
体育大会や合唱コンクールなど、クラス一丸となって頑張りました。
ときには、うまくいかず立ち止まったこともありました。
投げ出したくなったときもありました。
そんなときに助けてくれたのは仲間です。
苦しさや思いを共有し、再出発しました。
その苦しさを乗り越える経験を通して、あなたたちの成長が見られました。
きっと、たくさんのことを仲間で共有し、乗り越えてきたからこそ、今のあなたたちがあるんですね。
今、振り返ると、そんな日々も私の思い出です。そして、その日々がすごくたのしく感じられました。
あなたの笑顔が大好きです。
あなたの雰囲気が大好きです。
あなたとの些細な会話が大好きです。
あなたと一緒に過ごす時間が大好きです。
先輩とつながった体育大会。
先輩から礼儀や思いの強さを学びました。
先輩を第一に考えて本気になった部活動激励会。
先輩たちのために、放課の時間も練習しました。
顔が真っ赤になるくらい本気になって応援しました。
仲間との絆を深めた合唱コンクール。
意見や考えのすれ違いに苦しみました。
でも、最後は、この学級でよい合唱をつくろうと心を一つにしました。
結果発表のとき、手をつないで仲間と喜びを分かち合いました。
自分を表現することの楽しさを感じた文化祭。
縦割りの劇では、体をはり全校を沸かせました。
人を笑顔にする楽しさを知りました。
涙を流して思いを伝えた3年生を送る会。
先輩たちに思いを伝えました。
先輩との温かい思い出に涙を流しました。
そして、3年生を感動させました。
1、2年生で作り上げた合唱は本当にすばらしかったです。
仲間を思いやるあなたがいた。
顔を真っ赤にするくらい頑張るあなたいた。
心から感動し涙を流すあなたがいた。
自分のことを後回しにして、人のために働くあなたがいた。
不器用ながら仲間のために頑張るあなたがいた。
仲間と他愛もない話で盛り上がるあなたがいた。
仲間を笑顔にするあなたがいた。
全体を見て次の動きを支持するあなたがいた。
周りの人が見ていないところで働くあなたがいた。
自分を奮い立たせ、挑戦するあなたがいた。
小さなことで盛り上がりクラスを明るくしてくれる仲間がいた。
悩んだときに自分と向き合い成長したあなたがいた。
こんなに幸せな担任は他にはいません。あなたたちの担任で幸せでした。
私は、今の学級を超えるクラスを必ずつくります。
私も今以上に成長します。
これが、あなたたちとの出会いに対しての恩返しであると思っているからです。
一年間ありがとうございました。
いつまでも心あるあなたたちでいてください。いつまでもあなたたちの成長を見守っています。