残り2週間で1年が終わります。

来月には進級し、私の教え子は2年生になります。

今は、同じクラスの仲間のよさを感じさせたり、先輩になるためにもう一度生活を振り返ったりする時期だと思います。

後輩を育てるのは先輩の役目です。
憧れられる先輩となり、姿で後輩たちに示していかなければなりません。

先輩が崩れてしまうと、後輩たちはまず育ちません。

上級生がしっかりするからこそ、下級生がしっかりできるのです。
そして、それが本来の学校のあるべき姿です。

そこで、後輩たちを育てていく先輩になるために、以下のような話をしました。

あと2週間で1年生が終わり、先輩になります。
先輩とは何だろう。
1歳年上っていうのが、先輩ではないと以前お伝えしましたね。
先輩とは、1歳年が上ということなのではなく、中学校で過ごしてきたっていう1年間の経験がある人のことを言います。
この1年でたくさん怒られたかもしれません。
この1年でたくさん大変なことを経験したのかもしれません。
この1年間でたくさんの汗を流し、たくさんの涙を流してきました。
中学校で1年間経験したことは、後輩は味わったことのないものです。
その経験が先輩としての価値です。
部活でも先輩が敬われるのはそういった理由だと思っています。
1年間早く生まれてきたから敬われるのではなく、苦しいこと、つらいことを経験し乗り越えてきたことが先輩が敬われる理由です。
ぜひ、後輩たちにその経験を語れる先輩であってください。
そして、その経験が一つも多く語れるようにこれからの生活を過ごしていってください。
自分の人生を語り、後輩を励ましたり、成長させたりできるすてきな先輩になってくださいね。

 

2年生になると、生徒たちは崩れてしまうということがあります。
そういう時期なのかもしれませんが、子どもたちなりに、筋を通しているのだと思います。
近くにいる大人が、筋を通す生き方をしていれば、きっと子どもたちはわかってくれるはずです。
できるだけ、生徒たちが納得のいく話を教師はしていかなければなりません。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事