合唱や日常の質は確実に上がっているね。
それは、間違いありません。
しかし、だからといって最優秀賞をとることができる練習ができているかと聞かれれば、答えはNoです。
給食の準備は確かに速くなりました。
準備が約10分。
時間内にごちそうさまをするためには十分な時間です。
しかし、他の学級は、以前から当たり前のようにできていたことです。
今の状態のままでは、他のクラスと差は広がらないかもしれませんが、差を縮めることはできません。
少なくとも、追い抜くことは現状では不可能です。
給食の準備の件と同じように頑張らないとできないことが、他の学級では当たり前のようにできていることがあります。
一人一人の合唱への取り組み方についても同じことが言えると思います。
「家で練習をしてきてね」と言われても、行動に移すことができない人がいます。
「遅刻しないでね」と言われても、平気で遅刻してくる人がいます。
正常な学級ならありえないことです。
ほとんどの人が他の学級と比べれば、合唱の質は劣っていると思っているはずです。
日記には「やばい」という表現をする仲間もいます。
しかし、本当に「やばい」と思っている人は何人いるのでしょうか。
「やばい」と思っている人なら、家で練習をし、学級の練習を引っ張っていくはずです。
それが、「やばい」と感じている人の行動です。
集団は、上を見るか下を見るかの違いによって向上するか停滞するか決まります。
「やばい。やばい」と言いながら行動に移せない人は、レベルの低い方に目を向け、頑張ることから逃げている人です。
その怠けた環境に居心地がよくなっているだけです。
変わろうとすればエネルギーがいります。
現状を捨て、新しい環境に身を置かなければなりません。
以前の道徳で『受け入れる人が大切』という意見が出ましたが、何人の仲間がリーダーの思いに応えているのでしょうか。
思いに応えるとは、行動に移すということです。人は、行動することでしか判断ができないからです。
リーダーは、最優秀賞を取るために、現状をよくしようと汗を流してくれています。
あなたたち仲間ができることは、
今の現状を捨て、レベルの高い状態に身を置くことを行動に移すことです。
誰よりも先に練習場所へ移動することができるか。
誰よりも口を大きく開けることができるか。
誰よりも家で練習をすることができるか。
ピアノやCDの準備をリーダーに任せずに準備や片付けができるか。
誰よりも掃除を真剣にできるか。
誰よりも自分の考えを伝えることができるか。
誰よりも部活を真剣にできるか。
誰よりも配達物を配っているか。など。
合唱コンクールに関することも、直接は関係しないことも、以上のようなことを具体的行動に移すことがレベルの高い状態に身を置くということです。
それが、リーダーから感謝される具体的行動です。
あなたの行動は、
1.リーダーを困らせ悲しませているか
2.リーダーに感謝し、自ら動くことができているか
3.リーダーを笑顔にし、感謝されているか
あなたの行動のレベルはどれくらいだろうか?