いよいよ今週の木曜日が春季大会です。
ほぼ初心者たちの部員でしたが、優勝を狙える力をつけてきました。
練習の大切さを感じます。
生徒たちに力をつけるための方法と理論を紹介します。
上達には、法則があります。
このような練習をすれば、ある程度の力はつくという法則です。
つまり、強いチームを毎回つくることができるという再現性があるということです。
強いチームをつくるためには、基礎が必要です。
当たり前です。
しかし、多くのチームが基礎を疎かにしています。
大会が近くなってくると基礎練習ではなく実践練習をやったり、基礎練習と実践練習を交えながら、日々の練習をしていたりするのです。
基礎練習ができていないのに、実践練習をしても効率はあまりよくありません
例えば、キャッチボールができていないのに、ノックをしたとしても、練習の効率は悪いのです。
投げ方が悪くなったり、暴投ばかりで練習になったりしません。
きちんと相手の胸にボールが投げられるようになってから、ノックをした方が練習の効率はよいのです。
では、大会が近くなっても実践練習はしなくてよいのかと声があがりそうです。
確かに、実践練習を行わなければ、試合での動きは理解できないまま大会を迎えるわけです。
それでも私は、基礎ができていないのに、実践練習はしないという結論です。
新チームができて、最初の大会は新人戦です。
夏に新チームが結成され、約2ヵ月後に新人戦が行われます。
多くのチームは、新チームの力を知るため、新人戦に向けて実践の動きを確認するために、練習試合を夏休みに組んだりします。
しかし、私は、夏休みに練習試合を組むことはありません。
基礎ができていないからです。
それでも、新人戦は優勝します。
基礎に勝るものはありません。
私の夏休みの練習メニューを紹介します。
キャッチボールとゴロ捕球です。
1日に3時間。
それを、夏休みの間ずっと続けます。
まずは、練習の質より量を圧倒的にこなすことです。
他の練習は一切行いません。
そのせいで、バッティングや走塁などの成長はありません。
しかし、夏休みの間に投げ方や捕り方についての基礎はほとんどでき上がります。
夏休みが終わってから、ノックを行うのです。
最初は、ぽろぽろと落としますが、トンネルをしたり、暴投をしたりすることはほとんどありません。
つまり、無駄な時間がないということです。
守備だけしっかりしていれば、新人戦は優勝できます。
そして、冬にバッティングだったり、走塁の練習をしたりすれば、強いチームをつくることができます。
強いチームをつくるための条件は
・できるようになるまで反復練習をすること
・年間計画をもつこと
の2つです。
新チームになった最初が肝心です。
これは、社会人でも言えることですね。
新任の3年間が大切とよく言いますからね。
3年で仕事の基礎ができます。
最初を大事にやっていきたいですね。