今日は、コミュニケーションの大切さを感じた話なのですが・・・
私の学級の生徒が、もめたんですね。
該当生徒が3人いる話です。
二人の仲のよかった生徒たちがいたんです。
その人たちをAくんとBさんにしましょう。
AくんとBくんはいつも一緒にいることが多かったです。
そこへCくんという生徒が、二人の間に入ってきました。
Cくんも二人と仲良くしたいと思っていたんです。
ある日、CくんはAくんと一緒に二人で遊びました。
その日にたまたま、AくんがBくんの愚痴を言ったんです。
大した愚痴ではないですよ。
遊ぶ予定を1、2分よく遅れるというものです。
Aくんは大して気にしてはいなかったのですが、つい言ってしまったんです。
そのことを、Cくんは後日Bくんに言ってしまうんです。
それを聞いたBくんはショックを受けました。
陰で悪口を言われている!と。
人伝えに聞くと、ショックは増しますよね。
それをきっかけに、AくんとBくんの仲がだんだん悪くなっていきました。
こういうことってけっこうありますよね。
中学生では、よく聞く話だと思うんです。
大人になってもありますからね。
何が足りなかったかと言えば、コミュニケーションです。
信頼です。
CくんにAくんがたまたま言ったBくんの愚痴を伝えられたとしても、AくんとBくんが適切なコミュニケーションをとることができれば解決できた問題だと思います。
相手と直接コミュニケーションをとらなければ、間違った悪い情報しか伝わりません。
コミュニケーションは教育でも大切です。
相手の言い分を受け止め、こちらの言い分を伝えるということで、生徒の心は育っていくと思います。
相手の言い分を聞かずに指導してしまうと、上記に似た問題を教師と生徒でも引き起こしてしまいます。
生徒がとった行動にもよりますが、相手の立場や行動を全否定してしまっては、生徒との信頼関係を築くことはできません。
相手の言い分の受け入れられるところは受け止め、それでも伝えたいことを伝えることが大切です。
コミュニケーションを上手にとることができれば、たいていの問題は解決できます。
たいていの子どもの心は育ちます。