プログラミング教育がどうして導入されたのか?
自動車や電気機器など、コンピュータが使われ生活が豊かになってきました。IoTやAIなど新しい技術が活用され始めたが、どのような仕組みで動いているのかわかっていません。
これからの社会は、テクノロジーの進歩に伴い、コンピュータを効果的に活用していくことが必要になってきます。きっと将来どのような職業についたとしても、コンピュータは使われるでしょう。
コンピュータについての理解を深め、効果的に活用する力を高めてほしいと願い、プログラミング教育が導入されたのです。
プログラミング教育では、具体的に何をしたらよいのか?
小学校の新学習指導要領では、以下の学習活動が定められています。
ア 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動
イ 児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動
※アンプラグド(コンピュータを使わない)の教育がよしとされているが、『プログラミング体験』とあるように、基本はコンピュータを使った授業が正しいです。
そして、主な教科や単元は以下の通りです。
小学校プログラミング教育の手引(第二版)より
A 学習指導要領に例示されている単元等で実施するもの
算数 (第5学年) プログラミングを通して、正多角形の意味を基に正多角形をかく場面
理科 (第6学年) 身の回りには電気の性質や働きを利用した道具があること等をプログラミングを通して学習する場面
総合的な学習の時間 「情報化の進展と生活や社会の変化」を探究課題として学習する場面
総合的な学習の時間 「まちの魅力と情報技術」を探究課題として学習する場面
総合的な学習の時間 「情報技術を生かした生産や人の手によるものづくり」を探究課題として学習する場面
B 学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施すももの
音楽 (第4学年) 様々なリズム・パターンを組み合わせて音楽をつくることをプログラミングを通して学習する場面
社会 (第4学年) 都道府県の特徴を組み合わせて47都道府県を見付けるプログラムの活用を通して、その名称と位置を学習する場面
家庭 (第6学年) 自動炊飯器に組み込まれているプログラムを考える活動を通して、炊飯について学習する場面
総合的な学習の時間 課題について探究して分かったことなどを発表(プレゼンテーション)する学習場面
C 教育課程内で各教科等とは別に実施するもの
・プログラミングの楽しさや面白さ、達成感などを味わえる題材を設定する
・各教科等におけるプログラミングに関する学習活動の実施に先立って、プログラミング言語やプログラミングの技能の基礎について学習する
・各教科等の学習と関連させた具体的な課題を設定する
(例)
プログラミングの楽しさや面白さ、達成感などを味わえる題材などでプログラミングを体験する
各教科等におけるプログラミングに関する学習活動の実施に先立って、プログラミング言語やプログラミング 技能の基礎についての学習を実施する
各教科等の学習を基に課題を設定し、プログラミングを通して課題の解決に取り組む学習を展開する
各教科等の学習を基に、プログラミングを通して表現したいものを表現する学習を展開する
プログラミング教育で活用できるスクラッチのプログラム例
プログラミング教育に向けてのプログラム例が以下の投稿に多数掲載してあります。
プログラミング教育もこれでばっちりです。