学級経営で大切にしたいことは、教師と生徒が同じ方向を向いて頑張っていくことです。
当たり前ですが、学級は大勢の生徒がいます。
生徒一人ひとりの考え方や頑張りたいことは違います。
さらに、思いの強さまで違います。
そのため、一人ひとりの違いが学級の足を引っ張ることがあります。
つまり、「頑張りたいと思っている生徒が、頑張りきれない」ということがあります。
そうならないために、教師が生徒より一歩前に出て、生徒たちを引っ張っていくことです。
4月の段階では、教師が学級の指揮をとります。
昨年度の学級によってルールや文化が違うため、4月は、生徒たちが困る場面が多いです。
そのため、教師が学級の先頭に立ち、なおかつ、生徒たちの意見を取り入れながらルールを作っていかなければなりません。
私は、「去年のルールはどうだった。とりあえず〇〇のルールでいく。しかし、問題が生じたら教えてくれ」というようなスタンスで学級のルールを作っていきます。
生徒たちの意見は聞きますが、最終決定は教師が行っていきます。
少しでもルールの違いがあれば、一つひとつ確認していきます。
私の学級経営は『頑張っている人が認められる学級』という核があります。
5月には、『頑張っている人が認められる学級』って居心地がよいんだ、と生徒たちに思わせるためにどんどん手立てを講じていきます。
私の学級では、仲間の頑張っているところを発表させたり、学級通信を利用して頑張っている生徒を紹介したりします。
4、5月で学級の方向性を生徒たちに示していきます。
この4、5月がとても大切です。
この時期に学級の方向性がきちんとすると、残りの時間はとてもらくになります。
そして、体育大会や合唱コンクールなどの行事などで、教師主導だったものを生徒の手に委ねていきます。
2、3月には、生徒たちの手で学級が運営されています。
もちろん、2、3月になっても問題は起こります。
しかし、生徒たちを諭したり、生徒たちに選択肢を与えたりするだけで、学級が同じ方向を向きます。
生徒と同じ方向を見ることができると、教師という仕事はとても楽しいです。
生徒たちからよい刺激をもらい、教師自身も成長できます。
ときに、教師が突っ走ってしまい生徒たちを困らせてしまうことがあります。
そのときは、教師が立ち止まってください。
生徒が何を欲しているのか、立ち止まって考えることが必要です。
そして、軌道修正をして、また同じ方向を向いて頑張っていくのです。
私は、これがよくあり、生徒たちにむちゃをさせすぎてしまいます。
反省です・・・