年度初めには、どんな学級にしたいか目標を立てますよね。
それが学級経営案です。
学級経営案の参考例です。
よかったら参考にしてみてください。
1.学級経営
(1) めざす生徒の姿(男子20名 女子15名 合計35名)
ア.35人が共通の目標に向かって進んでいく集団とは
① 日常から学級で立てた目標に向かって行動できる生徒
② 目標を達成するために、仲間に本音で思いを語ることができる生徒
③ 目標に向かって自分の特技を発揮できる生徒
(2)学級の経営方針
ア.生徒の様子、心の状態をきちんと把握し、対話、指導、評価をする
・厳しさと優しさをもち、生徒の行動をきちんと評価する(ほめる、しかる)
・生徒の変化や心のサインに気づき、家庭と協力して生徒を支えたり、見守ったりできる態勢をとる
イ.担任の想いを生徒に十分に伝え、共に学級を創っていく
・基本、毎日学級通信を発行し、学級通信で生徒の想いを育む。
生徒たちに、仲間や偉人の心(学級通信で紹介する思い)を知ることで自分の心を育ててほしいという思いが込められている。
ウ.学級役員を中心とした学級運営と生徒一人一人の活躍の場を確保する
・1週間に1回木曜日に係長会を開き、級訓に近づけるために、話し合う場を設ける。
・毎日の短活で班会を開き、班活動の振り返りをさせる。
(1)全体的な特徴
男子20名、女子15名、計35名
ア.生活面
・ にぎやかで、前向きに取り組む生徒が多い
・ 男女分け隔てなく仲良くできている
・ 仲間への声かけが少ない
イ.学習面
・ まじめできちんとした学習態度ができている
・ 一部の生徒は、授業についていくことが精一杯である
・ わからないことをわからないと言える生徒もいる
3.道徳指導
思春期真っ只中の彼らにとって、物事の判断を間違えたり、相手の思いを考えずに軽率な行動をとってしまったりすることもあるだろう。
そこで、本年度は、道徳の授業で思いやり、人の迷惑にならない行動について特に考えさせる。また、全員が自分の目標をもち、努力するという思いにさせる。
働いている人やアスリートの生き方から今の自分について考えさせる。
毎週タイムリーな教材を探し、授業を行っていく。
毎週積み重ねが彼らの心の幹を太くしていくような道徳指導を行っていく。
さらに、日々の短活での教師の説話も大切にし、毎日道徳指導を行っていく。
4.特別活動
・教師主導の学級ではなく、生徒主導の学級になるように 生徒を育てていくことが目標である。
・学級役員を中心に学級の問題を吸い上げ、話し合う時間にする。そのためには、日々教師が些細な変化を見落とさないようにし、学級へ発信していかなければならない。
・行事前後を大切にし、行事ごとの目標と反省は確実に行う。
5.生徒指導
・生徒を知ることを第一にする。そのために日々の些細な変化も記録していく。生徒との会話、生活の記録での対話を大切にしていく
・良いこと、悪いことのラインをはっきり指導する
・生徒に指導する際は、生徒の心を揺さぶる言葉をかけていく
・教科担任、学年担任とも連携し、指導していく
・一時的な指導にならないようにし、常に生徒の将来を見据えながら指導する
・自分が親の立場だったらどうするか考え、生徒の教師として指導する
6.家庭連絡
・学級通信で生徒の様子を家庭に伝える
・家庭連絡が悪いことばかりにならないようにする