生徒たちの目指す姿は、自立・自律できる人です。
自分の気持ちをコントロールし、よい方向に心をもっていける人です。
自分の価値を高めるために、努力できる人になってほしいと心から願っています。
また、人のために汗を流せる人になってほしいと心から願っています。
私は、一年で一回は、以下のような語りをします。
こんな話を聞いたことがあります。
人の成長は、かけ算だ。
普通に過ごしている人を『1』とします。
言われたことを仕方ないからやる、与えられた仕事をまあなんとなくやる人のことね。
この人が1週間、5日ほど過ごすと『1×1×1×1×1=1』となります。
ほとんど成長することはありません。
今度は、次に何をしようかなとか、終わったら手伝おうなど、周りのことを考えながら行動している人を『2』とします。
この人が5日過ごすと、『2×2×2×2×2=32』となります。
2つを比べると、たった1週間で1と32の違いになるね。
たったの1週間でこの差。
1年間200日(登校日)では、とてつもない差となります。
もう、二度と追いつくことはできないでしょう。
では、最後に手を抜く人。
あいさつをしない、自分のことしかやらない人を『0.2』とします。
この人が1週間過ごすと
『0.2×0.2×0.2×0.2×0.2=0.00032』となります。
32の人と比べると、その差なんと100000倍となります。
この語りは、1度は語りたい。
努力している人が報われることを生徒たちに実感させたい。