残り2日で今年度が終わります。
すごく充実した一年でした。
生徒たちは素直で、よいことをどんどん吸収していきました。
私からみて、生徒たちは大きく成長できた一年であったと思います。
そして、大きく影響を生徒たちに与えたのは、先輩の存在です。
多くのものを生徒たちに残してくれました。
来年度、私の学級の生徒たちは先輩になります。
後輩たちに、多くのものを与えられる人になってほしいという願いを込めて、以下のような話をしました。
たくさん成長できた1年だったと思います。
初めて体験・経験するものばかりでしたが、前向きに捉え、頑張りぬくことができました。
それは、きっとあなたたちの心が強く、優しかったから乗り越えることができたのだと思います。
そして、もちろん先輩たちの支えがあったからですね。
縦割りの仲が深まるように、休みの日や放課をつかって応援合戦や縦割り発表を考えてくれました。
部活ではあなたたちが成長できるように、準備の仕方から技術面まで教えてくれました。
あなたたちは、先輩から多くのものを与えられてきたはずです。
先輩とは、与えられる存在
です。来年度からは、あなたたちが先輩になります。今度はあなたたちが後輩に与える番です。
与える人だけが、後輩を成長させることができます。
中学校で感じてきたことや学んできたことを伝えることが後輩たちを育てていくのです。
あなたたちに与えるものがないなんてことはありません。
後輩たちは、中学校という全く知らないところにきます。
去年のあなたたちもそうだったのでしょう。
だから、あなたが、この一年間で感じた思いであったり、悩みであったりと、あなたが感じたことすべてが後輩たちの支えになるはずです。
あなたの壁を乗り越えた経験が、きっと後輩たちを励ましていくことでしょう。
だからこそ、後輩たちに発信できる人になってください。
言葉でも伝えられるし、姿でも伝えられます。
そして、与えられる人だけが、後輩たちから信頼、尊敬されます。
密度の濃い一年間を過ごしてきたあなたたちなら大丈夫。
きっとよい先輩になることでしょう。
私は、今年度できることはすべて伝えてから、来年度に生徒たちを送っていきたいと思っています。
もしかしたら、今の時期は、「このクラスでよかった」ってことを実感させるような話をした方がよいのかもしれません。
でも、私はそんな考えをまったくもっていないんですね。
間違っているのかもしれませんが、もし参考になるようならば、つかっていただきたいです。