学級通信!協力とは?心を一つにするとは?
学級通信!協力とは?心を一つにするとは?の意味
人間って一人ひとり、価値観や考えは違いますよね。
大人でもそうです。
もちろん子どもでもそうです。
学校っていうのは多くの生徒の集まりです。
1クラスだけでも35人近くいます。
35人が価値観や考えを一つにすることは、ほぼ不可能です。
『心を一つにする』っていう言葉を学校ではよくつかいます。
教師も生徒もよくつかいます。
35人の人間の価値や考えを一つにすることは可能なんだろうか?
私は不可能だと思います。
安易に口にしている『心を一つにする』っていう言葉ですが、価値観や考え方を一つにするなんて不可能なんです。
『心を一つにする』ってよくつかう言葉ですが、きっと、言葉がかっこいいから、みんながよくつかっているからと言った理由だけで、安易に『心を一つにする』っていう言葉をつかっているのです。
そして、『心を一つにする』って言葉の意味を理解しないまま、『心を一つにする』ことを目指したとしても、達成することは不可能です。
では、『心を一つにする』ってどういう意味なんだろう?
『心を一つにする』っていうのは、相手の気持ちを理解しようとすることです。
今、あの子はどう思っているのかな?
どうしたら、あの子のために動くことができるかな?
など、相手に意識を向けるところから始めなければなりません。
さらに、『心を一つにする』ためには、自分の気持ちを正直に相手に伝え、相手の気持ちに共感する過程が大切になってきます。
一人ひとり違っている価値観や考え方をすり合わせていくことで『心を一つにする』ことに近づいていくのです。
集団の力は強力です。
35人が正しい方向に、同じ方向に向かっていくことができたら、間違いなくよい学級をつくることができます。
しかし、逆の場合は恐いですよね。
その舵取りができるのは教師しかいません。
教師が生徒全員を巻き込んででも正しい方向に向かって歩いていきたいです。
教師が学級のトップに立ち、生徒たちを引っ張っていくのです。
そして、誰よりも生徒のことを理解できるように努めるのです。