部活動は心を成長させたいなと考えています。
礼儀やマナーの他に、目標を達成させるという強い思いを育ませたいと考え、部活動経営をしています。
中学生の心はまだまだです。
相手の心を思いやる心はあるのですが、何としてもという強い思いの部分は、人にはよりますが弱いですね。
簡単に自分で立てた目標を諦めてしまいます。
口ではかっこいいことを言っても、行動では、諦めてしまっていることが明らかです。
少しでも苦しいことがあると、
ちょっとくらいなら・・・
ここまで頑張ったらか・・・
これが私の限界だから・・・
など、言い訳をつけて逃げてしまいます。
「ちょっとくらい」という気持ちが、どれだけ危ないことかわかっていません。
例えば、私の学校では、持久走を練習メニューに入れています。
新チームになったら、タイムを計るんです。
1年間かけて、そのタイムをどれだけ上げることができたかが、その子の成長なのです。
目で見えるものがあると、成長が実感できるのです。
言葉だけで、成長したなと言っても、なかなか響かないですからね。
客観的な事実があった方が、相手はうれしいものです。
そして、最初に計ったタイムが、その生徒の基準となります。
私は毎日、持久走を走らせます。
だから、本当にタイムを縮めたいというか、強くなりたい人は、必ずタイムが上がります。
しかし、いやいややっている人は、タイムは上がりません。
毎日の練習では、最初計ったタイムより、明らかに遅くなっているのです。
そして、それを限界と思ってしまいます。
だんだん遅くなっていることにも気づかずに、限界と思ってしまっているのです。
ちょっとくらいいいかと手を抜くと、それが限界となります。
それが続いていくと、限界が下がっていくのです。
つまり、練習をすればするほど、記録は下がっていくのです。
伸びたい子は、タイムは上がる。
いやいややっている子は、タイムは下がる。
といったことになってきて、数ヶ月もすれば、取り返しのつかないことになってしまいます。
だからこそ、生徒に何度も伝えます。
練習は、あなたが上達するためにするものだ。
けっして、2キロ走ればよいというものではない。
あなたの心や体力が上がることを目標としなければ、まったく意味のない練習になってしまう
と!
練習はうまくなるために行います。
練習をこなせばよいというものではありません。
2キロ走ればよいではなく、2キロ走ることで、自分が成長しないといけないんです。
練習は、うまくなるためにするもの
これを生徒たちが自分の言葉で言えるようになるまで、伝えていきたいです。