「あなたはどういう人間ですか?」
「何がしたいのですか?」
「一番大事にしていることはなんですか?」と、突然聞かれて、とっさに答えられる人はなかなかいないでしょう。
つまり、自分のことをよく知らないまま生きている。
そのため、大きな判断を求められると、毎回迷ったり、ブレたりしてしまう。
せっかく奇跡的にも「人間としてこの時代を楽しく生きる」という権利、人生という宝物を神様から与えられたにもかかわらず、それを最大限楽しみ切れず、無駄にしてしまう可能性があるのです。

現代の社会においては、戦時中や身分制度があった頃と比較すると、大きな制約を受けることなく、大変自由に生きることができます。
生き方の選択肢は無数にあるし、何をやってもいい。
しかし、自由だからこそ、困ったことも起きてきます。
今度は、どのように生きることが幸せなのかがわからなくなる、人生という旅の中で迷子になってしまう人が続出するのです。
いっそのこと誰かに生き方を決めてもらったほうが楽だ、とさえ思う人もいるかもしれません。

自分のことがわかっていると、明確な価値観や死生観に沿って、正しい方向に向かってオールを漕いでいくことができます。
生きるという航海を正しく進めるための指針、いわば、「人生のコンパス」を手に入れることができる。
コンパスとはすなわち、「人生の軸」ですが、これを持っている人は、あまり迷いません。
軸を持っていない人は、いつも何かにつけて迷ってしまい、勢いよく前に突き進むことができません。
自分が何に喜びを覚えるのか、何を幸せと思うのか、が明確になってこそ、大きな推進力を持つことができます。

上記は著者である前田裕二さんが書かれた「メモの魔力」の序章に出てくる言葉です。

「メモの魔力」という本を読んで、人生について考えさせられました。<br="">まだ、この歳になっても自分は何が好きなのか、自分はどんなことをしたいのか、わかっていないなと思ってしまいました。
まだ、自分自身と向き合えていなかったなと思いました。
著書の前田裕二さんは、自分自身のことを知るために、大学ノートを30冊使ったそうです。

今、あなたたちは職場体験に向けて頑張ってみますね。
夢がある人もいれば、夢がまだ決まっていないという人もいるでしょう。
この職場体験を通して、自分が何をやりたいのか、自分は何に喜びを感じるのか考えられる場となるとよいですね。
自分自身と向き合ってよりよい人生にしていきましょう。

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