不登校の対応って難しいですねよ。
私は、正直苦手でした。
さらに、以前の私は、不登校生徒を増やしてしまうこともありました。
家庭の事情ということでしたが、受け持っている生徒が不登校になってしまうと責任を感じますよね。
これがすべて正しいというわけではありませんが、不登校生徒が登校できるようになった段取りを紹介します。
まず、1番にするべきことは保護者との関係を築くことです。
保護者と一緒の方向を向くことができれば、登校できるようになる確率は大きく上がります。
保護者の力はそれだけ大きいということです。
保護者との関係が築くことができたら、不登校生徒本人とかかわることです。
できるだけ、学校でかかわることができればよいと思います。
例えば、夕方、学校に来てもらって一緒に話したり、日中に来て教室ではなく保健室で個別にかかわるなど、本人ができそうなことから始めていきます。
他にも、部活動だけ参加したり、朝だけ担任と会ってすぐに下校したりすることも対応としてはできますよね。
最初から、教室に入り、集団でかかわるとなると、ハードルが高すぎます。
本人の了承を得ながら徐々に進めていきます。
それが、できるようになってきたら学校にいる時間を徐々に長くしていきます。
いろいろな先生にかかわってもらうように協力していもらまし。
この段階まできたら、学級の仲間とかかわりをもたせるようにします。
給食のときに一緒に別室で食べることから始めることがおすすめです。
そのときの人数は、本人の希望を聞きますが、5人以下がよいでしょう。
あまり、多すぎると不登校生徒の負担になってしまいますからね。
そして、5人以下の仲間は数日ごとに変えていきます。
毎日ではなく数日ごとです。
不登校生徒の負担にならないように話を聞きながら相手を変えていきます。
ここまでこれば、だいたいオッケーです。
あとは、好きな強化から他のメンバーと同じく授業を受けてみたり、給食の時間だけでも集団の中に入っていったりしていけば大丈夫でしょう。
もちろん不登校になる理由は様々ですが、以上のような段階を踏んでいくことが大切なのかなと思います。
不登校生徒とかかわる上で、一番大切にしたいことは約束を守ることです。
本人の了承を得ないまま、無理やり次の段階に進もうとしたり、当日急に新しいことにチャレンジしようというのは不登校生徒にとって負担になってしまいます。
徐々にってところが大切ですね。