学級通信!できるリーダーの育て方は背中を押し続ける
学級通信に込めた思い
中学校3年生は、自分たちのことは自分たちで運営していってほしいと思っています。
つまり、自治的集団です。
そのためには、リーダーが必要です。
学級をよりよい方向に導いてくれるリーダーが必要なんです。
リーダーは育てるものではないという意見もありますが、私はリーダーは育てなくてはならないと考えています。
そして、リーダーの種をどんどんまいて、水をやっていかなければならないと考えています。
つまり、リーダーは一人だけではなく、学級の先頭に立てる人を大勢つくっていきたいと考えています。
リーダーに育てるためには、背中を押し続けるしかありません。
押して押して、励まして励まして、くどいくらいかかわらないといけません。
そんな思いを込めて、以下の通信を綴りました。
学級通信!できるリーダーの育て方は背中を押し続ける
今日は、体育館で進路についての説明がありました。
1時間目は自己紹介の用紙を記入するため、教室での活動でした。
「9時20分に教室を出発できるようにあなたたちで声をかけてね!」と、あなたたちに話をしました。
私は、基本、次の予定だけを示すだけで、あれこれ指示を出すつもりはありません。
時計を見て、先の見通しをみて行動できるようになってほしいからです。
社会に出る上で、先の見通しをもって行動することは、当たり前のようにできなくてはならないことだからです。
だから、予定だけを伝え、あとはあなたたちの様子をみながら待っていました。
すると、〇〇が「そろそろ時間じゃないかな・・・」とつぶやきながら、困っているような表情を浮かべていました。
そして、私に相談に来たんです。「そろそろ時間ではないですか?」と!
そんな〇〇に
「あなたが正しいと思うので声をかけてね!」
と私は伝えました。
困っている〇〇に気づいた□□が学級全体に体育館に移動するように声をかけてくれました。
体育から教室に戻った後に、〇〇の行動を取り上げ以下のような話をしました。
〇〇のように先の行動に気を配れる人はすばらしい。
きっと、次は声をかけられるだろう!
人が成長するには、二つの壁を乗り越えなければならない。
一つ目は、自分の壁。
恥ずかしい、めんどくさいなど、自分の弱い心に打ち克ち、勇気をもって一歩踏み出さなければならない。
二つ目の壁は、周りの壁。
キャラに合わないから、何かっこつけているの?など、仲間の成長に対して足を引っ張る発言に打ちかたなければならない。
二つ目の壁は、周りの助けが必要。
仲間が成長できるように温かい声をかけてほしい。
仲間を成長させられる学級になってほしい。
先を見通せる人がリーダーになってほしい。
と話をしました。
さらに、付け足しです。
自分のことより周りを優先できる人にリーダーをやってもらいたい
人のために汗を流せる人にリーダーをやってもらいたい
気が配れる人にリーダーをやってもらいたい
自分自身で仕事を見つけられる人にリーダーをやってもらいたい
そして、集団を向上させられる熱意のある者にリーダーをやってもらいたい
他にも、
〇〇が帰りの支度の指示を出した
〇〇は帰りに「黒板を消していいですか」と周りに気を配ることができた
〇〇は配達物を率先して配ってくれる
こういう人が先頭に立ってほしい。