春季大会に向け、今日から毎週練習試合です。
今日の結果は1勝1敗。
まずまずの結果です。
しかし、自分たちのミスで1回に大量失点を取られてしまいました。
ソフトボールは、先頭打者を抑えることが大切です。
先頭打者をフォアボールで出塁させてしまうと、ピンチになるのは当たり前ですよね。
先頭打者を出し、エラーやワイルドピッチで、一挙に5点も先制されてしまいました。
ミスをするのは当たり前です。
ミスの度に叱ってれば、ソフトボールが嫌いになってしまいます。
私は、叱るのではなく、次のような声かけをしています。どうしてあのようなプレーをしたの?
どういうプレーをしたらよかった?
そのようなプレーをするためには、あらかじめ何を確認しておくべきだった?
これからどんな練習が必要だと思う?
練習するにあたって、あなたはどんな心が必要だと思う?
と声をかけます。
私は、答えは生徒自身がもっているという前提があります。
そして、それを引き出すのが顧問の役目です。
今日のできごとをもとに、具体的に説明していきます。
プレーのミスとして、三遊間に抜けるレフトゴロを相手に打たれました。
レフトがその打球を処理したのですが、ファールグラウンドにいるショートに返球をしたのです。
三遊間の打球を処理するために、ショートは勢いのあまり、ファールグラウンドまで出てしまっていたのです。
もちろん、ファールグラウンドにいるショートに返球をしてしまうと、バッターランナーは二塁に進塁します。
ただの単打が二塁打になってしまいました。
ミスをしたのは、試合経験の浅い1年生の生徒です。
イニングが終わって、ベンチに戻ってくると、次のような声をレフトを守っていた生徒にかけました。
どうしてショートに投げたの?
いつもショートに返球していたので、ショートに投げてしまいました。
どこに投げればよかった?
二塁にいるセカンドに投げればよかったです。
打球が来る前に、何を確認しておけばよかった?
打球が来たら、二塁方向に返球することをショートと確認しておくべきでした。
そのようなプレーができるようになるためには、どんな練習をしたらよいと思いますか。また、どんな意識で練習したらよいと思いますか。
ランナーをつけた実践的な守備の練習がしたいです。ランナーをつけないノックでも、ランナーがいることを想定してノックをうけたいです。
今回のミスが減っていくためには、あなたはどんなことをしたらよいですか?また、どんな心をあなたはもつとよいですか?
家に帰ったあとにノートにまとめます。ぼーっとするのではなく、次のプレーを予測していきたいです。集中力が私にはいると思います。
そして、私は最後に、「もしよかったらノートを見るよ。また、持ってきな」と伝えておきました。
プレーのミスは悪いことではありません。
成長するために必要なことです。
できるように声をかけるのが顧問の役割です。