合唱コンクール。

学級の力が試される行事です。

仲間を信頼していたり、日常の質を高めていたりする学級がよりよい合唱をつくりあげます。

以前も伝えましたが、合唱がうまいかへたかは練習量の違いです。

合唱は練習をすればするほど上達します。

密度の濃い練習ができるかが合唱の質を決めるのです。

力のない学級は、「目標達成」を貫き通すことができません。

「家で練習をしてきてよ」と学級に投げかけても、あの子は練習しないだろうなと、仲間に対する信頼感がないことが原因です。

信頼関係がさらに崩れてくると、「練習してきてね」と伝えたとしてもどうせやってこないだろうなと、仲間に大切なことを伝えることすらだんだんしなくなります。

そして、信頼関係がない関係のことを表面だけの関係と言います。

表面だけの関係は、壁がないところでは仲良くしているように見えますが、大きな壁が表れたときに簡単に崩れさります。

信頼関係を築くことができない学級の練習の質は低いものです。

だから、信頼関係を築くことができない表面だけの学級は質の高い合唱をつくりあげることはできません。

 

また、仲間と共に努力する経験が少なかった学級は、質の高い練習は長続きしません。

2,3日経てばレベルの低い状態にすぐに戻されてしまいます。

給食の準備を早くしようと学級で一致団結して頑張ってきた学級は強いです。

掃除を一生懸命頑張ろうと仲間と一緒に取り組んできた学級は強いです。

忘れ物をしないようにと仲間に呼びかけたり、仲間の思いに応えたりしてきた学級は強いです。

仲間と共通の目標に向かって努力してきた学級の努力は長続きするものです。

口だけかっこいいことを言って、行動に移してこなかった学級は簡単に練習のレベルを下げます。

気分に流され目標達成ができるときもあればできなかったときがある学級は、合唱コンクールの練習もいい加減なものとなります。

だから、日常の質が高さによって合唱の質は決まるのです。

 

行事はあなたたちを成長させるためにあります。

もしかしたら上記のことは、一人ひとりの捉え方によって様々でしょう。

理想が高い心ある人は、全くできていなかった思うのかもしれません・・・

しかし、例え上記のことができていなかったと思ったとしても、この機会に成長すればよいのです。

それが、合唱コンクールです。

さらに一皮むける合唱コンクールにしてくださいね。

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