体育大会で生徒たちは、成長しました。
一生懸命頑張ることの楽しさを感じられたと思います。
これを日常にいかしていってほしいです。
下記に、体育大会が終わったあとに語った話をします。
行事とは過程(成長)が大切です。
成長がなければ、あなたたちが勝ち取った賞状はただの紙切れと同じです。
「賞状100枚いりますか?」と聞かれても、たぶんあなたたちは「いらない」と答えるでしょう。
その賞状に価値をつけていくのは、あなたたちの頑張り次第です。
あなたたちは、優勝を目指し、仲間とともに頑張り続けてきました。
決して、口だけではなく、勝ちたいという気持ちを行動で示してきました。
行動にうつしたからこそ、体育大会で得たものは大きかったような気がします。
学級がスタートしてしてから、たった1,2ヶ月で、「○○のために頑張りたい」という仲間との関係を築くことができたあなたたちの頑張りがすごいなあと思います。
そういう関係を築くためには、仲間のために汗を流す心やその仲間の優しさに感謝できる心が必要です。こんなに短い期間で、仲間とのよい関係ができたっていうのは、あなたたちの心がきれいだからです。そんな仲間たちとこれから一緒に生活していくことができるなんて幸せですね。
「仲間を信じる」「仲間と本気で勝ちを目指していく」という言葉をよくつかいますが、その「仲間を信じる」「勝ちを目指す」ってすごく難しいことなんです。
本当に信じられる仲間なら、正しいことを正しいと伝えることができますよね。
口では簡単に「仲間を信じる」って言うことができますが、嫌われないかだとか、何か言われそうだとか、その不安を乗り越える勇気がなければ、仲間を信じることなんてできません。
そしてさらに、仲間に言いづらいことを言ってくれる人の真意を読み取ることができる心がなければ、信頼関係なんて築けません。
関係とは、お互いが大切なんです
この体育大会では、勝利を目指すからこそ、自分の思いを仲間に伝えられた。
それって、本当に大切な経験ができたのではないのかなあと思います。
行事のたびに生徒たちは成長していってほしいです。