人の差は、行動に移すことができるかどうかです。

最近、インプットよりアウトプットが大切であるという言葉を聞きます。
その通りです。

行動に移さなければ、人からの信頼を得ることはできないし、成果を出すことはできません。

中学生は、きれいごとを言います。
それは、それで大切ですが・・・。
正しいことは、正しいと理解しているから言うことができるんですけどね。

でも、行動に移している人は、ほとんどいません。

勇気がないからです。

そこで、行動に移すための後押しをしたいと思い、以下のような学級通信を書きました。

あなたは、仲間に正しいことは正しい。
悪いことは悪いと伝えていきたい。
と日記には書いてきます。
しかし、それがいかに難しいことか!
私は、それが伝えたくて、先日あなたたちに話をしました。
相手に正しいことは正しい。
悪いことは悪いと言える関係をつくることは、非常に難しいことなんです。
もちろん、そういった関係をつくることはできます。
私が、受け持ったことのある学級で、そういう関係を築くことができた学級もあります。
でも、難しいんです。
一人ひとりの心の成長と、仲間と共に壁を乗り越えた経験を何度もしなければ、そういった関係を築くことはできません。
大いなる覚悟が必要なのです。
日記に簡単に書くことができます。
しかし、本当にそういった関係を築きたいのであれば、その難しさを感じ、自分の心の弱さに目をむけなければいけません。
自分を何度も否定し、自分を変革できる努力を積み重ねていかなければなりません。
それを、あなたたちに伝えたかったのです。
あなたたちの今日の日記を見ると、少し変化があったかなと思います。

そして、悪いことを悪いと仲間に伝えるには、言葉を選ぶ必要があります。
それも、大人になる上で学んでいかなければいけないことです。
言葉を選ぶこともこれから大切にしていってもらいたいです。

そして、今日が、フィールド種目の予選です。

周りが休んでいるときも、休まずに練習した

周りが遊んでいるときも、遊ばず練習した

きっとそういう人間が、「本気」なのだろう

「本気」や「全力」という言葉は、簡単に口にできます。
体育大会を本気で頑張りたい。
全力で頑張りたい。
大勢の人がよくつかう言葉です。
口では簡単に言うことができます。
しかし、以上のような努力をせずに、「本気」という言葉をつかう人が、どれだけいることか。
勝ちたいなら努力をすればよいです。
負けたいなら遊べばいいです。
この世の中にらくをして、勝つということはありません。

以上のことは、勉強でも部活でも、体育大会以外の場面でも同じことが言えます。
何度も言います。
口では言うことは誰でもできる。
人の差は、行動に移すかどうかという差しかありません。
体育大会本番で、負けたとしても「頑張った人」は讃えていきたいです。
結果が大事なのではありません。
過程が大事なのです。
体育大会本番が大事なのではありません。
体育大会本番なんて、誰でも頑張ります。
体育大会前が大事なのです。

 

学級通信にはよいことを書きます。

でも、学級通信には、厳しいことも書きます。

生徒を伸ばす上で必要なことを書きます。

学級通信も生徒を伸ばす一つのツールです。

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