自立的なチームをつくるためには、ルーブリックを採用するとよいです。
つまり、やる気やチーム力など、目に見えない力を目に見える形に直すというものです。
例えば、やる気についてです。
やる気というものは目に見えません。
チームの成長として、やる気が上がったっていうのはわかりづらいものです。
なんとなく雰囲気がよいからとか、気分がよいからといった感覚的なとらえしかできないと、本当に成長したのかわからなくなってしまいます。
あらかじめやる気のレベルを指導者は考えておくとよいのです。
例えば、
レベル1 指導者に言われて動く
レベル2 指導者に言われる前から動く
レベル3 ムダがなくなるように動く
家に帰っても練習する
といったレベルを決めておき、生徒に示してあげると、やる気の成長といったことがわかります。
レベルがあるからこそ、成長しているのか、停滞しているのかがわかるってことですね。
強くなっていくためには、必要なことです。
また、ルーブリックを用いることで、他にもメリットがうまれます。
それは、指導の見通しをもつことができることです。
レベル1ができたから、レベル2に生徒を引き上げようと、指導者が次の目標を先を見通してもつことができるのです。
ちなみに、レベル1からレベル2。
レベル2からレベル3に引き上げるためには、指導者は、生徒との対応を変えなければいけません。
レベル1と同じような指導や言葉を投げかけても、レベル2やレベル3には上がりません。
だんだん生徒に判断や行動を委ねていかなければならないということです。
少しでも強いチームをつくっていきたいし、人を育てる部活動にしていきたいですね。